Complaint [訴]
- 主訴: 子供の首周囲の違和感(痛みではなく、不快としての異常)
- 随伴症状: 手足の冷え
- 観察事項: 本人は無意識だが、親(他者)から見てわかる姿勢の悪さ
Mitate [見立て]
- 構造的所見:
- 右下肢の仮性延長
- 右肩および顎の位置異常
- 脊柱全体の歪みによる不協和音
- 仙骨の異常: ここに顕著な痛み(圧痛)が存在する。
- メカニズムの解釈:
- 座位過多による殿筋の発育不全と左右差が土台を不安定にさせ、頭部を支える首への負担となっている。
- 仙骨の改善こそが、姿勢の矯正のみならず、手足の冷えを伴う自律神経系の安定にも不可欠である。
Memo
- 医学と施術の境界: このメカニズムは医学的診断では捉えきれないが、身体の不協和音として解剖学的に読み解くことができる。
- 重要課題: 「お尻をつくる」こと。そして、施術者が治すだけでなく、患者自身が感覚を掴むことが重要。
Sejyutu [施術]
- アプローチ:
- 全身の歪みの調整(特に仙骨、脊柱、肩、股関節)。
- 運動指導: 施術による受動的な改善に加え、適切な運動を行うことで身体の軸や使い方を再学習させる。
Outcome [果]
- 症状の変化: 施術後、首周囲の違和感は消失した。
- 残存課題と共有: 違和感は取れたが、根本的な問題点として仙骨部に痛みが顕著に残っていることを確認。この部位の改善が自律神経や姿勢に重要であることを説明。
- 自覚の促し: 指導した運動をその場で実施してもらい、歪みのない「自然な状態」を患者自身の身体で自覚してもらうことができた。